日記

 


夢日記をつけると気が狂うと聞いたことがある、わたしは早く気が狂いたいので毎日日記をつける、目が覚めて妙に冴えてる頭を自分で殴って街にでかける、行き場がなくてそのまま反対方向のバスに乗って家に帰る、人混みも風も渋滞も音楽も、どうしようもないくらい現実。

 

いつまでもいつまでも眠っていたい。眠っているあいだはすべてから逃れられる、煩瑣な思考の洪水からも、セルライトからも、多分生や死や愛からも。明日の分も想像の日記をつける、語りようによってはすべてが真実だからうけるね、今日もどうしようもなく正常だった